ジム復帰

 11/11より武勇会に復帰。現王者の次戦への対策に声をかけていただいた。ほぼ一年ぶりのキックボクシングである。香川に帰ってきて以来、ここまで長く競技から離れたことはなかった。身体は萎み、柔軟性が失われ、心臓は日常を生きるのに十分な量の血液しか送らない。今日までにまだ4回しか練習に参加していないが、非常に堪える。腰部の筋肉の強ばりは、実際にスパーリングで身体を動かすまで気がつかず、明らかに可動域が狭くなっている。早く柔軟性を取り戻さないと怪我に繋がる恐れがある。継続的な運動がどれほど大切かを思い知った。

 実際にスパーリングをして最初に疲労するのは脹ら脛。翌日、重い筋肉痛に見舞われた。次に股の筋肉。いわゆる蟹挟みをする時に使う筋肉だ。ミドルキックは蹴り上げているように見えるが、じつはフィニッシュの軌道は床と平行。自分の場合は更に深く腰を切るので、膝頭がやや下方を向く。すると、股の筋肉に大きな負荷が掛かる。こちらは、炎症が酷く、怪我の部類に入るかも知れない。ブランク明けとはいえ、フォームはそう崩れるものではなく、その分、筋肉や腱への負荷は初心者よりも大きい。復帰後間もなくは特に注意が必要だと感じた。

 今日は、13時からジムで相手選手対策。昼の練習に参加するのは大学時分以来で、窓の外が明るいことに新鮮さを感じた。時々ジムにカメラを持ち込んで練習風景を記録するのだが、夜は蛍光灯下なのでフリッカーが発生しやすく、シャッタースピードを遅く設定しなければならない。すると、被写体がブレてしまう。それに、蛍光灯下の色味があまり好きではない。だから、ジムで撮った写真の大半はモノクロだ。昼なら自然光で撮れる。昼の練習がレギュラー化したら、カラーの写真が増えるだろう。


キックボクシングの写真

キックボクシングを始めて10年以上になります。ライセンスを取ったり、トレーナーをしたりしているうちに、気がついたらリングサイドで写真を撮っていました。

写真は2013年のイノベーションの興行。場所はアイテムえひめ。

メインイベントになると、会場の明かりが落ち、背景が黒一色になります。余計なものが捨象され、選手の姿がくっきり浮かび上がります。

2015年の試合の写真をイーファイトさんに使っていただいたので、よろしければこちらを↓
http://efight.jp/result-20150906_203752


Reversalのファイトパンツ

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キックボクシングの練習着を新調しました。今回はReversalの「ALL STAR FIGHT PANTS」です。福岡のイサミで通販にて購入。普段はムエタイのトランクスで練習をしているのですが、肌寒くなってくると、総合格闘技のハーパン型ファイトパンツが履くことが多くなります。体感温度はあまり変わらないのですが。

リバーサルのこのファイトパンツは、サイドにゴムが仕込まれているので、ちょっとキツめでも大丈夫です。僕は自分のウエスト+2cmのMサイズを買いました。特にアンフィットな感じはありません。

他にも、Venumのファイトパンツを持っていますが、こちらはゴムが無いのでジャストサイズを選んだ方が良いです。余裕を持たせるつもりで大きめのサイズを購入すると、腰紐で縛った時に隙間ができてしっくりきません。ミスったサイズのヴエナムは残念ながら部屋着と化してしまいました。

格闘技のウェアーですが、正直言うと好みのデザインのものが少なくて選ぶのにいつも苦労します。個人的には、血走った系じゃなくて、すっきりしたデザインの製品に選択肢が増えれば良いなーと思うのであります。


JAPAN KICKBOXING INNOVATION/武勇会 「雷舞 15」

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武勇会の興行「JAPAN KICKBOXING INNOVATION興行 雷舞十五」にて撮影。メインイベントは、狂平選手 vs 山口侑馬選手。狂平選手は武勇会高松ジムの先輩だ。

結果は、狂平選手のKO負け。凄まじい打ち合いの末、狂平選手がボディーに強烈なパンチを受け倒れた。この日、狂平選手の動きは素晴らしかった。高めのミドルキックを効果的に織り交ぜるなど、これまでに見られない攻撃を展開。ところが、自身が得意とする接近戦で両目尻をカット。その後、パンチを上下に巧みに打ち分ける相手の右ボティーストレートが腹部を直撃し、被せの左ボティーアッパーでこの試合初のダウンを喫した。予想外の展開である。

その後も山口選手は攻撃の手足を緩めること無く、膝やショートレンジのパンチを腹部にヒットさせ二度目のダウンを奪う。狂平選手はそのまま立ち上がることができず、第四ラウンドで決着が付いた。ファインダーを覗きながら、何度も起死回生の肘を待ち望んだが、それも叶わず残念だった。(所属ジム目線ですみません。。。)

山口選手は素晴らしいファイターだった。攻撃が精確で回転が速くしかも重い。狂平選手が得意とするレンジで両目尻を切ったのは本当にお見事。スタミナも十分で、短い間に派手な打ち合いを二度も演じながら、その勢いは最後まで衰えなかった。間違いなく今大会のベストファイター。

撮影出来て光栄でした。


練習

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写真 : 2013年8月 JKI スーパーフェザー級タイトルマッチ

昨日は19時ごろからジムにて練習。肩の調子がまだまだなので、上半身はごく軽く。フォームを意識しながら。蹴りはミドルを中心に思い切り。スネ毛が抜けてツルツルになった。速度は落ちたが、重さはあまり変わっていないようで一安心。

すぐ脇で、高校生3人が楽しそうに練習していたので、お節介ながらちょっとだけ蹴り方を教えた。サンドバッグの表面ではなく、芯部に衝撃を伝えるように蹴る。5割りくらいのスピードで蹴ってもサンドバッグが浮くように。「バーン」ではなく「ドッ カン」。筋肉の作業だけでは重たいサンドバッグは浮かない。軸と自重を使うことが重要であると。

軸や自重もさることながら、蹴りは踏み込みがとても重要。踏み込が甘いと蹴りが軽くなる。しっかりした踏み込みは、きちんとしたフットワークによって生み出される。結局、基本が一番大事。

 踏み込みと言っても、単に前足を前方に送るだけでは意味が無い。踏み込んだ直後に下を向き、頭部が前足の膝の真上に来るようにする。


トレーナー

先日まで、とあるキックボクシングのジムでチーフトレーナーとして活動していた。毎週火曜日と木曜日の週2回。いつトレーナーになったのか良く覚えていないが、3年くらいは務めたのだろうか。9月からは、サブ・トレーナとして、これまでよりも緩やかにジムに関わることになる。

好きな時間にジムに行き、少し教えて後は自分の練習。巧いキックボクサーを目指して。