Learning Photography in Sarajevo

Ziyah Gafic at Grafotisak Grude

2016年より写真をジーヤ・ガフィッチ氏(写真中央)に習っている。もちろん習えるのはサラエボにいるときだけで、それ以外は自助努力を続けている。ジーヤさんは報道・ドキュメンタリー寄りの写真を撮っているが、ひとつひとつの作品が詩的で繊細。本当に素晴らしい作品を生み出し続けている。また、World Press Photoでファーストプライズに選ばれたり、TEDのフェローを務めたりと海外でも活躍されている。

ジーヤさんのお宅には、Airbnbの宿泊スペースがあり、2016年の滞在はそちらを利用させていただいた。ご自宅からオールドタウンまでは800mほどだが、坂道が急な土地柄、滞在を通して最も成長したのは、カメラの腕前ではなく脚力だったかも知れない。余談だが、サラエボで写真家活動をするに当たっては、健脚であることは非常に重要で、どんなに忙しくても渡航の2ヶ月前から走り込みを行う。

滞在中、幸運なことにジーヤさんの新作『HEARTLAND』の色校正を見学することができた。場所はモスタル郊外の「Grafotisak Grude」。非常に近代的な工場で、西欧の7割くらいの金額でプリントできるとのこと。自分もいつかここで。

つづく

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