JIUJITSU CLUB SARAJEVO

Jiujitsu Club Sarajevo

写真の師匠ジーヤさんの紹介で訪れたサラエボの柔術クラブ。オリンピックスタジアムのZetra(ゼトラ)という体育館の中にある。最初にここを訪れたのは2016年で、その日がちょうど道場のこけら落としの日だった。その後、2018年にこの道場に正式加入し、滞在中、時間の許す限り道場に通った。人生3回目の白帯だ。一応プロライセンス持ちのキックボクサー(武勇会高松所属 香川県)なので、スタンディングで行う首相撲(キックボクシングやムエタイで多用される技で、相手に組み付き肘や膝を当てる)の経験はあれど、当然その程度ではブラジリアン柔術(BJJ)には全く歯が立たない。道場主のケナンさん曰く「BJJはヒューマンチェスだ」と。正にその通りで、ストライキングよりも緻密で論理的に感じる。十代の後半、浅草で古武術を習っていたのだが、その道場の館長が「寝技に『ラッキーパンチ』はない」と言っていた。恐らく、グラップリングの方が実力差が鮮明に出るのだろう。

自分自身、グラウンドには全くセンスを感じず、寝技系格闘技はずっと敬遠してきたのだが、実際にやってみるとこれがまた面白く、この年になってやっとその魅力に気がついた。

戦後の様子を撮りにボスニアに来たはずが、気が付くと、カメラそっちのけで格闘技ジムのマットの上を転がりまわっているのだから、写真家という属性に身を任せてみるのも面白い。つづく。

Place : Zetra Olympic Hall, Sarajevo
(a.k.a The Juan Antonio Samaranch Olympic Hall)

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