香川県 長柄ダム付近の自然

バス釣りで有名な香川県の長柄ダムに立ち寄った。歩き回る予定ではなかったので、ハーパンにTシャツという出で立ち。結果、蚊に刺されまくった。

上流で、釣り人に出会った。会社が近くとのことで、ほぼ毎日釣りに来ているという。短時間の内に、ブラックバスを二匹三匹と釣り上げる。こんなところに毎日通えるなんて羨ましい。


石川直樹さんの写真集『潟と里山』

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尊敬する写真家 石川直樹さんの最新作『潟と里山』が出た。新潟の「潟」をテーマに撮影された写真の数々。民族学的なアプローチ。ただただ素晴らしい。買ってから、石川さんの視線を毎日追っている。

実は四月から石川さんのワークショップに通っている。その名も「石川直樹の写真学校」。日本屈指の写真家に習える機会なんて滅多にない。しかも、地元高松で。本当に運が良い。むしろ良すぎるかもしれない。

恵まれすぎると、いつしか機会の価値を忘れ一瞬一瞬を疎かにする。自分はそういう型の人間だから気を引き締めて臨みたい。

と言いつつ、こないだサラエボで撮ってきた写真、全然整理できていない。

石川直樹の写真学校


東部運動公園

久々に晴れたので、打ち合わせの帰りにジョギングコースを散歩。香川県高松市の東部運動公園。近所にこんなに立派な公園ができるなんて。

走るのはもっぱら夜。夜は夜で夜景が綺麗。ジムの先輩にも時々会う。フットサルや野球の練習で賑わう公園を一人淡々と走るのも悪くない。


JAPAN KICKBOXING INNOVATION/武勇会 「雷舞 15」

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武勇会の興行「JAPAN KICKBOXING INNOVATION興行 雷舞十五」にて撮影。メインイベントは、狂平選手 vs 山口侑馬選手。狂平選手は武勇会高松ジムの先輩だ。

結果は、狂平選手のKO負け。凄まじい打ち合いの末、狂平選手がボディーに強烈なパンチを受け倒れた。この日、狂平選手の動きは素晴らしかった。高めのミドルキックを効果的に織り交ぜるなど、これまでに見られない攻撃を展開。ところが、自身が得意とする接近戦で両目尻をカット。その後、パンチを上下に巧みに打ち分ける相手の右ボティーストレートが腹部を直撃し、被せの左ボティーアッパーでこの試合初のダウンを喫した。予想外の展開である。

その後も山口選手は攻撃の手足を緩めること無く、膝やショートレンジのパンチを腹部にヒットさせ二度目のダウンを奪う。狂平選手はそのまま立ち上がることができず、第四ラウンドで決着が付いた。ファインダーを覗きながら、何度も起死回生の肘を待ち望んだが、それも叶わず残念だった。(所属ジム目線ですみません。。。)

山口選手は素晴らしいファイターだった。攻撃が精確で回転が速くしかも重い。狂平選手が得意とするレンジで両目尻を切ったのは本当にお見事。スタミナも十分で、短い間に派手な打ち合いを二度も演じながら、その勢いは最後まで衰えなかった。間違いなく今大会のベストファイター。

撮影出来て光栄でした。


Laundro Loungeというランドリー

サラエボで洗濯物に困ったら、バシチャルシアはセビリ近くの「Laundro Lounge」にGo。イギリス人のジュリエットさんが経営するランドリー。洗濯物を持参して名前と電話番号を伝えるだけで、洗いから乾燥まで全て彼女がこなしてくれる。サラエボにはコインランドリーが無いので、旅人には非常にありがたいサービスだ。費用は15KM。

LaundroLoungeの奥は、彫金・彫刻家でもあるジュリエットさんのアトリエになっている。銅やシルバー、銅と銀の合金「四分一」をベースとした作品が展示されていて、その場で購入も可能。僕はペンダントを買った。今回の旅(2015年)で唯一自分のために買った物。かなり気に入っている。

道を聞いても親切に教えてくれるので、非常に心強い!

Sculptor Juliet is originally from England, was educated in Australia and now has own studio in Sarajevo. A half of her studio is a laundry that is called “Laundro Lounge”.

It’s quite nice service for the travelers because there is no other laundries there. Also, you can ask her the local information. And off course you can buy her nice metal works on the spot. I myself bought her pendant and it became one of my favorite accessory.   Have a nice time in Sarajevo, wearing clean T-shirt!

http://laundrolounge.net/
Laundro Lounge Facebook


旧ユーゴの旅17-サラエボ2

サラエボの街の様子。日本でもおなじみのブランドZARAがある。

サラエボ滞在2日目。モスタルまで一緒だったロバートが「やあ、君の泊まっている宿に俺も泊まることにしたよ」とメールが。なんとなんと。早朝に、新しい宿泊者が来たような気配があったが、まさかロバートだったとは。ロバートは2日間サラエボに滞在し、その後、ブカレストに向かうとのこと。

起床後、ロバートと合流し朝食を摂るために近所のカフェへ。何か食べるものを注文しようとしたら飲み物しかない。サラエボのカフェはコーヒーやお茶だけを提供する店が多い。とりあえず、カプチーノを注文し目覚めの一杯。会計して店を出る時には「良い一日を!」と一声添えてくれる。南スラブ系の血を引くボスニアの人々。体が大きくてゴツイけど、なんかみんな良い人っぽい。街歩きもあまり心配しなくても良さそう。


旧ユーゴの旅16 – サラエボ1

モスタルからサラエボに到着。バスターミナルは列車の中央駅のすぐ近くにある。一行、スーツケースを受け取ると、宿に向かって歩き始めた。街にはまだ銃弾の跡が数多く残っており、その一つ一つが殺意の痕跡だと思うとゾッとした。駅から東の方に向かって歩き、旧市街のバシチャルシアを目指す。少し歩くと、少し賑やかになってきた。洋服屋や家電屋、化粧品店などが軒を連ねる。そのまま進むと、第二次世界大戦の頃から火が灯り続けるモニュメントが。さらにそのまま進むと、街の風景が一変しオリエンタルな雰囲気を帯びる。旧市街のバシチャルシアに差し掛かったようだ。バシチャルシアに入るとすぐに「ガジ・フスレヴ・ベグ・モスク」という大きなイスラム教の寺院がある。そのモスクを右に曲がると「Hotel Old Town」までもう少し。目指す宿「Kod Keme」はHotel Old Townのすぐ隣だ。

Google Mapのお陰で全然迷うこと無く無事に宿に到着。ホテルと違い、レセプションが常駐しているわけではないので玄関には常時鍵がかかっている。インターフォンで到着を知らせると解錠され中に入ることができるのだが、顔の見えない外国人と話をするのはいつも緊張する。外国人っていうか、この場合、僕らが外国人なんだけど。

インターフォンを押すと綺麗な発音の英語で到着を歓迎してくれた。玄関が解錠され中に入ると、程なくして二階からから上品なマダムがニコニコしながら降りてきた。抑揚の付いたゆっくりとした口調で「こんにちは!ようこそ!」と。この宿を経営するネルミナさんだ。「ボスニア人」は無口で殺伐としていると思っていたので、彼女の温かい歓迎には本当に驚いた。それでも、明るいのはこの人だけで、街の人は殺伐としているのかもしれない。そんな疑念が拭い去れず、ここでイト家と別れるのが心細かった。

ひと通り挨拶を済ませると「あなたの友達は、今日日本に帰るのよね。もし良かったら、ここに荷物を置いて時間まで街を散策して来たらどう?」と。なんとありがたい。鍵を受け取って早速街に繰り出すことに。

イト家と過ごすのは後3時間くらい。とりあえず、旧市街バシチャルシアのランドマーク「セビリ」という水飲み場へ。旅行シーズンも終わりに差し掛かっていて、人通りはそれほど多くない。そのまま、北に向かい丘を登ると広い墓地があった。来た道を振り返ると少し街が見下ろせるようになっていて、目の前に広がる風景の美しさに息を飲んだ。そここから住宅地を縫うように歩き坂を下って元の場所へ。建築家のイト君は、これまに無い建物のデザインに興味津々で写真を撮りまくっていた。

まだ時間に余裕があったが、早めに食事を取ってゆっくりすることに。繁華街に向かい適当な店に入ると、ピザとローカルビールを注文。「サラエボ、なんか良さそうだよね」とイト君。彼らはクロアチアを旅することが目的で、サラエボに来たのは僕のワガママに付き合ってくれたから。自分自身もサラエボがどんなところか写真や映像でしか知らなかったし、ローカルの人々の性格なんて知る由もなく、みんなを連れてくることに不安があったが、気に入ってくれたようで安心した。

いよいよイト家と別れの時。宿に戻るとネルミナさんがタクシーを読んでくれるとのこと。長いフライトになるだろうから、とシャワーも勧めてくれた。泊まってもいないのになんて親切なんだ。

タクシーは間もなくやってきた。陽気な女性のドライバーで、大きな荷物も手際よく乗せてくれた。日本での再会を約束しタクシーは彼らを乗せて空港へ。

さて、ここから2日間一人行動になる。内心不安だったが、早速街歩きに繰り出した。まずはツインタワービルを目指して街の中心部へ。徒歩20分くらいだろうか。繁華街を抜けると、近代的で歪な形の豪華なショッピング施設「Sarajevo City Center」が。街をゆく古いトラムとのコントラストが印象的だった。Sarajevo City Centerの西側には、政府の庁舎ビルがある。紛争で傷ついていたビルも綺麗に修復されている。

庁舎ビルの北にはホリデイ・インホテルが。紛争中も営業を続け、世界中のジャーナリストがここから世界に向かって情報を配信した。ホテルの南側側面は最前線に面しており砲撃でめちゃくちゃに破壊されたという。

ホリデイ・インの東側にはツインタワービルが。こちらも見事に修復され、現在はオフィスビルとして使われているようだ。ざっと写真を撮り、暗くならない内に宿に戻ることに。

サラエボに来て初めて本物のアザーンを聞いた。